Who's Next :第29回:フリクルで楽曲を無料配信している 静と動のコントラストが印象的なロックバンド

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第29回:フリクルで楽曲を無料配信している 静と動のコントラストが印象的なロックバンド

フリクル配信アーティスト第8弾は、ADIZ、VolgAnet Afternoon、hemlockというテクニシャン揃いのバンド3選!!

この記事の筆者

1975年生、東京都出身。ロックを中心としたポップミュージックの現在、とりわけアマチュア/インディミュージシャンとそれらを取り巻く環境について言及。Frekulに賛同し、ライターとして協力中。togetterまとめ「続・なぜライブハウスはバンドに集客を依存するのか?」は15万viewを超える人気エントリー。

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大音量でロックを聴くのはお好きでしょうか? 僕は大好きです。もちろん爆音ばかりがロックミュージックではありませんが、しかし大音量を一層引き立てる静寂、そして静から動へと移る瞬間のカタルシスは数あるその魅力の中でも最たるものの一つではないかと思います。今回はそんな、ライブも盛り上がること間違いなしのスリリングなサウンドを聴かせてくれるアーティストを紹介します。

ADIZ

ADIZ「Essential clamor」

プロフィール
2013年3月、新ヴォーカリスト雨凛を迎え、KAZU(6弦ギター)、Rin2(7弦ギター)、KNOB!(4、10弦ベース)、SASSY(ドラムス)で活動中。テクニカル、かつ難解な伴奏に透明感のある歌声を乗せた楽曲は、「騒々しく美しい怪感」そのもの。
息つく間もなく表情を変え続ける、ドラマティックな曲展開に一聴して圧倒される。上質なサスペンス映画を観ている時のように、「この物語はどこへ行き着くんだろう」との期待と興味を抑えきれない。膨大な情報量の中でも揺るがないグルーヴを生む凄まじい演奏技量、それを貫くVo.雨凛の叙情的な歌も圧巻だ。そして難解なようでいながら明快な「落としどころ」を持つ楽曲構成によって、驚くほど聴きやすくかつ「ノレる」、中毒性のあるサウンドを実現している。
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ADIZ 公式サイト

VolgAnet Afternoon

VolgAnet Afternoon「the tide」

プロフィール
ヴォーカル:麻生高志、ギター:熊倉佳彦、ベース:佐藤鷹で2012年5月活動開始。熊倉の作り出す美しいメロディーと変拍子の織りなす世界観は幅広い層に受け入れられている。13年11月にはZepp Divercity Tokyoの出演が決定している。
抑制と爆発の対比を効かせたサウンドと感情的な歌声、Vo.麻生を筆頭に堂々たる佇まいはいかにもロックバンド然としているが、その楽曲は優れたメロディのためか非常にポップで聴きやすい耳触りを持つ。それもまた一つの「ロックのコントラスト」だろう。また変拍子を多用しながらそれを楽曲の必然として聴かせるソングライティングも印象的だ。1曲の中ですら多くの聴きどころを持ちながらも決して散漫にはならず、確かなバンドの世界観を築き上げている。
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VolgAnet Afternoon 公式サイト
VolgAnet Afternoon Facebookページ

hemlock

hemlock「理、在ル」

プロフィール
2009年10月、中二病ヴォーカル:永井忠道、アル中ドラマー:笹原寛幸、アイドル好きベーシスト:中村友紀というアンバランスな3人が、運命の出逢いを果たし、東京を中心に活動を開始。ヘムロックという名のドクニンジン、花言葉は「命を懸ける」
うねるベースとエネルギッシュなドラム、ジャキジャキのカッティングギターと絞り出すようなボーカル、三者三様のスタイルが火花を散らす衝動的なバンドサウンドが耳に飛び込んでくる。緻密に作り込まれた楽曲に良い意味での「若さ」が命を与えながら、ギリギリのところで踏みとどまる知性も併せ持っている。また面白ネタアカウントとして知られる公式Twitterや有名ボカロ曲の「演奏してみた」動画の投稿など、時代性を熟知したしたたかな活動方針も頼もしい。
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hemlock 公式サイト

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