読むナビDJ :第164回:「旅と音楽:バンコク」~タイのインディ・ポップは名曲の宝庫

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第164回:「旅と音楽:バンコク」~タイのインディ・ポップは名曲の宝庫

今回よりKKBOXとの連携企画が始まります。おなじみの栗本斉さん選曲のプレイリスト「旅と音楽」バンコク編。ポップスやネオ・シティポップ的なサウンドのいい曲が揃って「こんなに良かったのか!」とびっくりです。最後に試聴機能付きです。

この記事の筆者

音楽&旅ライター。レコード会社勤務の傍らDJ、執筆、「喫茶ロック」企画などで活動。退社後、2年間に渡って中南米を放浪し祭りと音楽を堪能。帰国後は「ラティーナ」誌でのアルゼンチン音楽連載をはじめ、ラテン、ワールドミュージック、和モノから、旅行記や世界遺産にいたるまで幅広いジャンルで、雑誌、ウェブ、ライナーノーツの執筆、ラジオや機内放送の選曲構成、トークイベント、ライヴハウスのブッキング企画など多岐に渡って活動中。All About「アルゼンチン」ガイド。著書に『ブエノスアイレス 雑貨と文化の旅手帖』『喫茶ロック』最新の著書は『アルゼンチン音楽手帖』(DU BOOKS)。

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懐かしくて新しい!そして、大都会なのに、人に優しく居心地がいい!タイの首都バンコクに、そんな印象を持つ人は多いはず。近代的な高層ビルが立ち並ぶ都心部を散策していても、突如黄金色に輝く寺院に遭遇したり、昔ながらの屋台からナンプラーの香りが漂ってきたり。そして、“微笑みの国”というキャッチフレーズ通り、人々が手を合わせながら笑顔で挨拶してくれるのです。

この街のBGMも、どこかしらソフトな雰囲気が特徴的。タイのポップスというと、一昔前までは、田舎風の歌詞とメロディをチープなサウンドに乗せて歌う民族歌謡的なイメージでしたが、この20年ほどで洗練されたポップスが急増。とくに、日本でもデビューしたことのあるパーミーのように、洋楽と並べても遜色ないシンガーやバンドが多数活躍しています。

Palmy

「อยากร้องดังดัง」


タイとベルギーのハーフで、オーストラリア育ちという異色シンガー、パーミー。70年代風ファッションも人気で、日本盤や来日公演の実績もある。

そんなタイの音楽シーンでもひときわ面白いのが、インディ・ポップのミュージシャンたち。1990年代末あたりから、日本の渋谷系直系といいたくなるセンスのいいロックやポップスがチャートを賑わせてきました。実際、フリッパーズ・ギターピチカート・ファイヴをカヴァーしているアーティストもいましたし、ラ・オン・フォンアームチェアーのように、ネオアコやソフトロックをタイ語のポップスに昇華しているバンドも目立ちます。この路線は今現在も続いていて、ドゥーバドゥーに代表されるジャジー・ポップスから、アイス・サランユーのようなアイドル系まで多種多様。そして、どのジャンルも名曲の宝庫といえる充実ぶりなのです。

La Ong Fong

「ต่างใจเดียว」


男女3人組のポップス・グループ。スウェディッシュ・ポップや日本の渋谷系に影響を受けたおしゃれな音楽性で、海外での評価も高い。

DoobaDoo

「ไม่ใช่ผู้ชาย」


ジャズをベースにしたモダンなポップスを奏でる男女2人組。ヴォーカルのピチカーはソロでも活躍中。

今でもバンコクでは、カフェや雑貨店といったおしゃれスポットが続々と誕生し、流行に敏感な地元の若者から、世界中の旅行者までを魅了し続けています。そして、そういった最新スポットでは、きっと素敵な音楽が流れているはず。目だけでなく耳でも新しいバンコクの空気を感じてみてはいかがでしょうか。

■KKBOX プレイリスト「旅と音楽:バンコク」

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